あなたの収入をすり減らしているのは、そのガチガチ肩書きです。
僕が行なっているコンサルティングにおいては、集客やらアクセスやらの前に仮で「コンセプト」を明確にしてもらいます。
で、これは自分のアクションプランや行動指針を明確にしてもらうためであって、肩書きを決めるためではありません。
肩書きを決めることによって収入が限定されるからです。
ラクすると利益が減る
僕が言っていることは、多くのコンサルタントが言っていることと真逆です。
ほとんどのコンサルタントは「肩書きを明確にしろ」と指導しますし、それに乗せられてよく目にしがちなのが
・●●専門集客コンサルタント
・●●専門メンタルコーチ
・●●専門ダイエットトレーナー
といったものですね。
もともと「集客」「メンタル」「ダイエット」と限定しているのに、さらに限定に拍車をかけているわけですね。
挙句の果てには、ブログの冒頭で肩書きどころか、アイドル並みの自分のキャッチコピー的なものまで入れて毎回名乗っている人も少なくありません。
これを実践する人たちやそれを指導する人にはある理由があるんですが、それは何かと言うと
1.肩書きがあるとおぼえてもらいうやすいのでラク
2.肩書きがあると説明がラク
3.話題にされやすくなるので認知活動がラク
という、ただそれだけのことです。
1、2はわかると思いますが、3はどういうことかというと、肩書きを強調してブランディングをしていると、自分の肩書きを超越するような分野で異質な発信をすると「●●のクセに」と批判をされるようになるので、話題づくりがラクなんですよ。
ただ、その”ラク”をすることによって、みすみす利益を放棄することになるのです。
例えば、自己紹介するときも杓子定規に「私は●●コンサルタントです」と言うより、相手のニーズに合わせて「主に■■や▲▲といったサポートをしています」と自分のビジネスコンセプトを編集した方が仕事につながるじゃないですか。
肩書きを限定するということは、提案やプレゼンをしようともしない、要は、お客さんのニーズに合わせて自分のリソースを編集・加工しようともしないということなので、思考停止しているわけです。
もちろん、あまりにもかけ離れたことを「あれもできるこれもできる」と言ったり、成果の創出が見えないのに「できる」と嘘をつくと言うことではないので、その辺は誤解のないよう。
自分の現在可能な領域の中で目一杯活動しながら、その領域は常に広げていくということです。
そのためには、スキルや知識の網羅範囲、他とは違う切り口、新たな価値観といった部分をアピールすべく、情報発信の質量共に常にアップデートしていかなければならないのです。
なんでも屋じゃないよ
肩書きを限定しないということには注意すべき点もあって、肩書きを限定しないということは、「なんでもできますよ」という「なんでも屋」をアピールすることではないということです。
そうなってくると、期間限定とはいえ肩書きを絞っている人に分がありますからね。
そうではなく、お客さんのニーズに合わせて商品をつくるときに、コンセプトを前面に押し出し、肩書きは信用のオマケ程度に付着させるというイメージです。
そうすることで、肩書きや専門性だけを前面に押し出してダラダラ語るよりも、コンセプトを前面に押し出してから、
「しかも私は●●(肩書き)なので、他の人とは違う▲▲という切り口でアプローチすることができますし、それによって■■という相乗効果が得られるのです」
と言った方が面白みも信用性も上がるんですよ。
僕であれば、
・コンサルで実践しているマーケティング論を応用して、アフィリエイトなどのブログ収益につなげる
・再現性が高く収益性が低いノウハウに関してはコンテンツ化して販売する
・再現性が低く収益性が高いノウハウに関してはマンツーマンでコンサルする
といったことをしていますし、その手法すらもコンテンツ化したりコンサルしたりしています。
その他にもブログの質と量を継続し「書くこと」でマネタイズしているという実績をつくることで、僕独自のコンセプトでライティングの指導ができるので、ブログ収益化のコンセプトに関してもプロブロガーが教える内容とは違いますし、コンサルコンセプトに関しても、「普通のマーケティングコンサルタント」とは指導内容も切り口も違うわけです。
肩書きを限定していてそれを前面に押し出していたら、こんなふうにはなっていません。
最悪なビジネスにならないよう
まとめると、「コンセプト」というものは、一本筋を通しながらビジネス活動の自由度を増すための武器であるということです。
逆を言うと、肩書きを限定して、コンセプトが決まっていないビジネスは最悪だということですね。
「私は、生産性の低いセミナーに時間や労力を割かなくても、WEBで完結させることでそれ以上の収益と時間的な自由が得られるようになるサポートをしています」
というコンセプトを持つのと、
「私はブログ集客コンサルタントです」
という肩書きで縛るのとでは、つながれる人種やマネタイズの幅が圧倒的に違いますよね。
いただいたサポートは家族のために大事に使わせていただきます!