弱者のポジショントーク戦略

今回は少しコラムっぽくなりますが、わりと多くの人が見過ごしている点であり、自分の軸を持つために大事なことだと思うので、呪縛からの解放&ブランディング&コンセプトメイクに役立てていただければ。

Twitterでも少し話したんですが、それの深掘りと「じゃぁ、僕たちはどんなポジショントークをするべきか」という対策ですね。


有名人とかインフルエンサーのポジショントークって、最近さらに加速してるじゃないですか。

ちょうど平成から令和に変わったこともあって、「これからの時代はこうなる」みたいな情報がガンガン飛び交っています。

で、それらの情報を受け取る人たちも「そうか!時代に乗り遅れないようにがんばらなくては!」と思考停止してエラいさんのポジショントークに乗っかっているというのが実情です。


とはいえ、このポジショントークというのがけっこうなっ確率で当たるんですよね。

有名人やインフルエンサーが「これからの時代はこうなる!」と言うと、だいたいその通りになります。

が、このカラクリは実はシンプルで、「あなたがポジショントークをしているインフルエンサーのフィールドにいるから」に尽きます。

あるいは、そのフィールド近辺をウロチョロしているからです。

オンラインサロンに入ったり、ツイートやブログを常にチェックしたり。

どういうことかと、日本全体で見ると全くそんなふうにはなっていないけど、あなたがそのインフルエンサーのフィールドやコミュニティにどっぷり浸かっているから、その世界では実際にそうなっているということです。


例えば、キングコングの西野亮廣が、

「〇〇という考え方もう古い」
「これからは〇〇の時代だ」
「〇〇をすれば幸せになれる」

といったポジショントークをしたとすると、実際に「西野国」ではその通りになるんですね。

それだけの影響力があるわけですし、凄まじい扇動力もあるわけですから、彼のオンラインサロンにいる人やTwitterをフォローしている人は「凄い!本当にその通りになった!」「先見性がヤバい!」となります。

ただ、外の世界ではどうですかね?


ポジショントークでは「これからは〇〇してないヤツはヤバい」とか言われるものの、一歩外の世界に出れば、世の中はその通りにはなっていないですし、全く別の方法で成功している人や全く別のルートで幸せになっている人はクサるほどいます。

わかりやすい話でいうと、「これからは個の時代!」だと言い続けられていますが、実際は一部の閉ざされた世界の中で、自分のキャラやスキルを生かして稼ぐ人が出てきただけであって、日本という国を支えているは、未だ企業や組織であり、サラリーマンでありアルバイトなわけです。

というか、国民の大半が個人プレーヤーになったら日本は滅びます。


さらに言うと、最近は答え合わせが始まっていて、「個の時代だ」に便乗した人は、どんどん「あの人は今」状態になっていますよね。

Twitter、ブログ、note、YouTubeと、素晴らしいツールは揃っていて、確かに世間に認知されやすくなり、成功もしやすくなっているのかもしれませんが、一方でウソはバレる世の中にもなっているということでもあります。

だからこそインフルエンサーは自分の国をつくり、「この国は素晴らしい」という人を増やし数の暴力で支配しようしているわけです。

フォロワーを集めたい病の人もそうでしょう。

ただ、皮肉にも「個の時代」に共感した人たちは、結局インフルエンサーのポジショントークに乗っかって別の国(オンラインサロンなど)に移ってそこで歯車の一部になっているだけという。


信用がお金に変わるといった類の話もそうですよね。

そもそもお金とスキルがあるから信用されるのであって、無償でGIVEをしていれば信用が得られ、それがお金に変わるのかというとそうではなく。

西野亮廣にしてもそうですし、ホリエモンにしてもそうですよね。

圧倒的なキャラやスキル、お金、カリスマ性、認知度があるからこそ人は求心されるわけであって、最初から無償で与えていたのではありません。

で、ポジショントークというのはインフルエンサー同士で連なっていくとどんどん強力になっていき、さも「日本全体がそうなっている」かのように錯覚してしまうんです。

彼らは否定しあうことはしませんから。

インフルエンサー同士で「いや、それは無いわ」みたいなやりとりって聞いたこと無いでしょう。

基本的に「まさにその通り」「自分もそう思っている」といった感じで、インフルエンサーはインフルエンサーを認め合い、どんどん主語が「これからのビジネスマンは」とか「これからの若い人は」とか「日本は」となっていくんですね。


さて、じゃぁ、僕たちは何をしていくべきか。

個人の能力だけで稼げるに越したことはありませんが、それが容易ではないということは言うまでもなく。

だからこそ僕らは狭く深く刺さる「別の切り口でのポジショントーク」をしていかなければならなくて。


ありきたりな「これからの時代はこうなる」といった大掛かりなポジショントークをしてもしょうがないんですね。

インフルエンサーだからこそ、その影響力や扇動力を駆使して情報弱者や不満を抱えるサラリーマンを集めて換金できるわけであって、僕たち弱小の個人プレーヤーはそれは無理です。

じゃぁ、どうすれば良いのかと言うと「隙間を突く」ことと「正直に言う」ことです。

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ハットリシンヤ

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