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コンサルタントは悪魔の代弁者である

今回のタイトルの「悪魔の代弁者」という言葉を見てピンと来た方はさすが、よく勉強されてますね。

もしくは現役のコンサルタントの方ですかね。

会議などの議論の場において、Devil's advocate(悪魔の代弁者)というポジションの人間を置くというテクニックがあるわけですが、実はコンサルタントの存在意義はそういった部分にあったりします。

悪魔の代弁者というのは、計画や結果に対して常に批判的な視点で見る人(ポジション)のことで、それによって見落としていた重大なリスクが浮き彫りになったり、より良い商品企画・開発につながったりします。

ステーブ・ジョブズの逸話なんかには多いですよね。

で、 実際、企業から求められている部分はそこだったりします。

最近はポジティブシンキング至上主義みたいな風潮があるので、それに合わせて

「強みを生かせばきっと上手くいきます」
「その夢は絶対に叶います」
「あきらめないでがんばりましょう」

みたいな論理性のかけらもないコンセプトを打ち出す似非コンサルタントが蔓延していますが、ビジネス系(経営、マーケティング)のコンサルタントの役割は本来違います。

巷のコンサルタントを見ていると、明るく、キラキラしていて、ポジティブで、夢を与え、、、みたいな感じで憧れさせるブランディングをしている人が多いので、いわゆる”陽”のイメージが強いと思いますが、そんなコンサルタントは目先の自分の利益だけを追求しているただのサイコパス野郎です。

コンサルタントは不都合なことを言って嫌われてなんぼです。

完全に”陰”の存在で、好かれたり喜んでもらえたりするのは、結果が出てからの話なんですよ。

いつも言っているようにコンテンツ(コンサルティング)には価値は無くて、そのコンサルティングによって得られる「変化」に価値があるわけですから。

その上で”陰”のコンサルタント、つまり縁の下の力持ち、黒子タイプのコンサルタントがもっとも重視して実践、指導していることはこの3つ。

夢がないと思われるかもしれませんが。

①突かれたくない部分(短所)を突きまくる
②勝てる市場を選定して小さく勝負する
③考えうるリスクを事前に徹底的に排除する

超地味で陰険だと思われるかもしれませんが、これを基本に考えます。

僕のスタイルは基本これなので、オンラインサロンに参加されている方やコンサルを受けられている方はモロ実感していると思います。

人間はある結論に達すると、周りが何を言っても自分にとって都合の良い情報だけを集め、そうではない情報は排除してしまうんですね。

確証バイアスというやつです。

その確証バイアスをぶっ壊すためにコンサルタントは存在していると言っても過言ではありません。

自分で確証バイアスをぶっ壊す方法

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