僕がプライベートの発信をする理由
マーケティングやそれに伴う情報発信の方法にはいろんな考え方があって、
「ビジネスとプライベートの発信は分けた方が良い」
「人間味を出すためにプライベートも発信した方が良い」
「フォロワーを増やしたいな専門性に特化しよう」
などなど、それぞれの目的によって情報発信の手段やセオリーは変わってくるので、ぶっちゃけ正解はありません。
僕も含め、ビジネスのポジショントークとしていずれかに振り切ったことは言いますが、本来答えは自分で見つけるものです。
自らの意思で自らの言葉で発信するわけですから、それはもはや人生の一部であり、一定期間は誰かに影響は受けつつも、最終的には誰のスタイルでもなく自分のスタイルで発信するべきです。
ちなみに、僕は人格を知ってもらってこそ情報の信用性が得られたり、行動を促すことができると思うので、プライベートの発信はバランス良くすべきだと思っています。
そして、僕には僕の考え方があり僕の情報発信スタイルがあります。
僕のプライベートの発信と言えば、妻や息子たちのこと、つまり家族のことを言葉や写真で発信することがよくあります。
で、そんなプライベートを発信する理由の1つとしては、子育てや夫婦関係もマーケティングの応用であり、マーケティングを取り込むことであらゆる人間関係が上手くいくということを多くの人に知ってもらいたいからです。
要するに、マーケターとしてマーケティングを布教するため。
で、実はもう1つあって。というかもう1つの理由に「気づいた」という方が正しいですかね。
僕の妻のなぎさは超ネガティブ思考なんです。
怒ることはほとんどないんですが、ちょっとしたことですぐヘコむし、すぐ落ち込むし、すぐ泣きます。
今回も切迫早産で入院になったことで自分を責めていました。
「自分のせいでお腹の中の琉奏(次男)を苦しめてる」
「自分のせいで悠琉(長男)に会えなくて寂しい思いをさせてる」
「自分のせいで慎也さん(僕のこと)の仕事のジャマをしてる」
「自分のせいで(入院費など)お金をたくさん使わせてる」
などなど、そもそも自分の不手際でなるものでもないのに、どれだけ「気にしなくても良いよ」と言っても自分を責めて泣いてました。
そんな妻の気持ちが少しでも軽くなるようになったら良いなと思って、プライベートの発信を増やすようにしたんですね。
先輩ママのアドバイスや応援コメントがあったら安心するかなと思って。
例えばTwitterで「今、妻がこういう状況で大変だけどがんばってます」とツイートすると実際に多くの人がアドバイスや応援をくれました。
で、インプレッションとかエンゲージメントの話をしてもわからないので、「こんなにたくさんのイイネがついてるよ」とか「こんなにたくさんのコメントもらってるよ」とか伝えたんですね。
赤ちゃんが無事に生まれたら「こんなにたくさんの人が応援してくれてたよ」とか「こんなにたくさんのお祝いコメントもらったよ」と伝えたり。
Twitterの中にいたら、フォロワー数千人なんて普通だし、イイネ数百なんて少ないし、ブログのアクセスが1000PV/Dayとかも少ない。
けど、僕にとっては大きな数字だし、その1つ1つに重みがあるし、情報発信とは無縁の妻にとっては僕が思うよりも大きな数字であり重みがあるものなんですよね。
コメントだけじゃなく、そういった数字も妻をポジティブに転換させてくれたので、良いフォロワーさんに囲まれててホント良かったなと思いました。
実際、僕の情報発信は全て見せてるし、妻や息子のがんばりを書いたツイートやブログの反応を見て凄いく喜んでくれます。
ましてやnoteで見知らぬ人からサポートをもらうなんて、妻からしたらあり得ないことなんですよね。
何が言いたいかというと、ヘコむような、自分を責めたいようなネガティブな経験でも、誰も責めないどころか、それも発信すればたくさんの人が応援やアドバイスをしてくれる。
なんなら、あたたかい気持ちがお金に換わったりもする。
あるいは、同じ経験をした人が共感してくれたり、これから同じ状況になる人の勇気になるかもしれない。
そういったことを妻に知ってほしくて、僕はプライベートの発信をガンガンしてるんだなということに気付きました。
で、こういったことは息子たちにも教えていきたいことでもあって。
失敗とか自分を責めたくなるようなツラい経験とかは、一人で抱え込むより言語化して発信してしまえばたくさんの人が応援してくれるし、その情報が役に立つ人がいるかもしれないってことを。
まだそれができないうちは僕が代わりに発信して「見て見てこんなにたくさんの人が応援してくれてるよ」とか「こんなに人の役立ってるよ」とか伝えていきたいなと。
どんなにツライことがあっても「ネタになるからエエやん」「この経験はきっと役に立つよ」って妻や息子を勇気づけられる、そのために僕はプライベートのことも発信し続けます。
家族が楽しい時もツラい時もガンガン写真を撮って発信していきます。