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人間関係の破壊

今回は健康の話、しかもタブーやコンプレックスとの関連性が強く、人間関係をもいとも簡単に破壊してしまう「ニオイ」の話をしようかなと。

身体の健康状態を図る指標はいろいろあるんですが、ニオイに着目する人って意外と少ないんですよね。

見落としがちというか、自分が発するニオイを感じていても「オナラは臭くて当たり前」「便は臭くて当たり前」というふうに、気にせずスルーしている人は多いです。

ただ、排泄物や体臭、口臭といったニオイは、体内の健康状態や腸内環境、内臓の状態と密接に関わっていて、見過ごせない大切なサインです。

体臭は主に、汗や皮脂が皮膚表面で細菌によって分解されることで発生するわけですが、その発生メカニズムには健康状態が大きく関係しています。

たとえば、肝臓の不調があるとアンモニア臭が強くなることがありますし、胃腸の状態が悪化すると、腐敗臭に似たニオイが発生することがあります。

また、加齢臭や独特の体臭が生活習慣病や腸内環境の乱れと関連していることもわかってきています。

僕たちは普段、自分のニオイに気づくことはあまりありません。

特に体臭や口臭は自分では気づきにくいですし、便のニオイなども、臭いのは臭いんですが、自分のものなので慣れてしまっていますよね。

他人に気づかれることはあっても、自分では把握しづらいものです。

また、体臭はコンプレックスビジネスとして度々盛り上がるように、なかなか人に相談できないものですし、気づかれても指摘してもらえないものだっだりするので、自分が気づかないうちにどんどん悪化していくんですよね。

タブーというか、長年連れ添っている友だちやカップル、夫婦でさえ指摘し合えないものなので、これまた厄介なんです。

セックレスや離婚の裏理由が体臭だったなんて話は多々あるんですが、本当の理由はなかなか言えず、建前で避けたり我慢しているうちに破滅してしまったりするわけです。


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