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断らない悪魔

コンサルタントの中には、助けを求められると

「この人にはコンサルが必要なんだ!」
「何とかしてあげなければ!」

と、信じて疑わないコンサルタントは多いんですが、それはただの思い込みであったり、目的を見失っていたりする場合がほとんどです。

そう思いたいだけなんですよ。

自分は市場(世の中)から必要とされているんだと。

僕も最初はそうだったんですが、下手な正義感というのは、一見「人のため」に見えるんですが、実際は矢印が自分の方を向いているので、依頼者の問題の傷口を広げます。

コンサル成功率90%の秘密

コンサルタントの役割というのは、ザックリ言うと「問題発見」と「問題解決」なわけですが、ぶっちゃけ言うと、ほとんどの問題は発見できませんし、問題解決もできません。

コンサルタントの僕が言うのも何なんですが、これが現実です。

スーパーマンや魔法使いではないので。

だからこそ、僕は万人に同じことを伝えるセミナーをしませんし、情報発信やコンテンツ販売に関しても多くの選択肢を提示し、スクリーニングも強めにしているんですね。

コンサルの前にワンクッショもツークッションも置いているわけです。

僕が、常にコンサルの成功率を90%前後でキープできているのは、上記のような信念やスクリーニング、プラス、無理だと思う人は相手にしないようにしているだけです。

何でもできるから成功率が高いわけではなく、できることだけを厳選してやっているから高い成功率をキープできるということですね。

もちろん、できる範囲とレベルというのは、自分で実践しインプットとアウトプットを繰り返しながら日々アップグレードしていっていますが。

で、スクリーニングの重要性を伝えているせいか、「服部さんがコンサルの依頼を断る基準って何ですか?」と聞かれることが最近多いんですが、けっこうシンプルで、次の3つだけです。

①依頼された問題が専門外(or難易度が高い)
②行動しないことが目に見えている
③実情(実績)にウソをついている

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