成長したくない
バリバリビジネスをしていると、ある意味麻痺ってきて勘違いしがちなんですが、人間は「成長を望まない」という特徴があります。
表向きは「成長したい」「自分を変えたい」と言う人は多いんですが、実際には本気で成長を望んでいないですよね。
旧石器時代なんかは群れで生活を守っていたわけですから、夢や希望を持って単独でチャレンジする人がいたらみんなが困るので、そんなことは許されなかったんです。
そしてその名残というか、DNAが僕らの身体には埋め込まれているので、現代社会においても、多くの人は「現状維持」に強い安心感を抱くんですね。
現代に話を戻すと、子どもが勝手に成長していくのと違い、大人が成長するには努力や痛みを伴う変化が求められます。
やらざるを得ない状況だったとしても、大きな覚悟が必要ですしね。
現状に甘んじてしまうことは、確かに楽で安心です。
毎日同じような生活を送り、変化を避けることで日々のストレスを減らし、安定した気持ちで過ごすことができますから。
ただ、「成長を望まない」という選択は、「現状維持は衰退」と言われるように、長期的に見ると、停滞や後退につながるリスクが大いにあります。
成長を望むことは、今の自分を超え、未来の可能性を広げることであって、それは単に収入を上げることや体型を変えることだけでなく、より豊かな人生を作り上げるために必要なことです。
精神的に強くなること、大切な人をさらに大事にできるようになること、自分の生きる意義や価値を深めることなど、これらすべてが成長を求める過程で得られるものだからです。
にもかかわらず、多くの人がこの道を選ばないのはなぜなのか。
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