快楽の螺旋階段
コンサルタントという職業は良いですよ。
間違った道にさえ進まなければ、“あるもの”とは無縁で生きていくことができますから。
逆に、同じコンサルタントでも、“あるもの”に囚われて、地獄のスパイラルに陥っていく人も数知れず。
これからコンサルタントになろうと思っている人、あるいは、現役のコンサルタントで、その“あるもの”に苦しめられている人は、この両者の違いを知っていただければなと思います。
まぁ、“あるもの”というのは、かなり中毒性が強いものなので、もう手遅れな人もいますが。
地獄のスパイラルの入口
“あるもの”というのは「承認欲求」です。
もちろん、幼少の頃のコンプレックスや性格によるところもあるんですが、コンサルタントとして進む道によって、それが薄れていったり、濃くなっていったりするんですね。
本来、コンサルタントというのは、一社、一個人が抱える問題を発見し解決することで、その個人や会社が輝き、それを見て「よっしゃ!」と喜びを感じることができるのが醍醐味です。
そして、それなりの報酬もいただけると。
世の中には、
①ライスワーク(食っていくための仕事)
②ライフワーク(生きがいになっている仕事)
③ライトワーク(他人を輝かせるための仕事)
とあるわけですが、コンサルタントはまさしく「③ライトワーク」です。
少なくとも僕はそう思っています。
ただ、コンサルの依頼をもらうためには、少なからず「権威性」が必要になるんですね。
要は、先生(指導者)として信頼、尊敬されるために、「自分はこんなにスゴイんだぞ」ということを知らしめなければならないわけです。
これが地獄のスパイラルの入口だったりするんです。
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