自己肯定感バカ
僕は二児の父でもあるので、当然、教育にも強い関心を持っているわけですが、日本の子育てにおける自己肯定感信仰は異常だなと感じます。
子どもが自己肯定感の高い大人に育つために、ああすべきだこうすべきだと、そういった呪縛教育によって、いったいどのくらいの親や子どもが苦しんでいるのだろうかと。
叱ってはいけない、褒めて伸ばそう、ありのままを受け止めてあげよう、どんなときでもそうしなければならないみたいな風潮で、親はストレスを溜め、自己中で他人の気持ちを考えられない子どもが学校や社会で痛い目に合うとか、よく聞きますし、息子の幼稚園でもよく見ます。
めちゃくちゃバカバカしい話ですよね。
そういう状況って本末転倒というか、子どものために...子どものために...と、親がまず自分らしくなんて、ありのままでなんて生きられていないわけで、そんな親を見て子どもはどう育つかっていう話なんですよ。
そりゃ子どもたちには、「どんなキミでも素晴らしい」「そのままのキミが大好きだ」「何があっても愛してる」と伝えてあげるべきだと思います。
が、社会はそうではない、そのままで成功できるような、そのままで幸せに生きられるような世界ではないということを教えてあげないといけないわけで。
キミは常にそのままで良い、受け入れてくれない人や社会が悪い、ではソッコー野垂れ死んでしまいます。
で、大人になっても自己肯定感が高いだの低いだの、自分が行動できない理由を、親の教育のせいにしてる人がいて、良い歳していつまで言ってるんだって話です。
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