セルフコンサル術⑥:他人と比較する環境をつくる
人と比べることって良しとされない風潮がありますよね。
ナンバーワンよりオンリーワン、ありのままで、あなたらしく、やりたいことをやれ、少なことをして生きてく...などなど。
まぁ、何にも制約されずにアクションするわけなので、ある意味可能性は広がるとも言えます。
プライベートや趣味なら大賛成です。
ただ、ビジネスにおいてこの考え方というのは向き不向きがあって、ありのままで爆走して成果にたどり着くには資質が必要なんですよ。
その資質は何かというと「集中力」です。
ぶっちゃけ、この「集中力」さえあれば、ありのままで生きていける世の中だと思います。
なぜなら、集中力や継続力によって積み重ねられたもの、そしてそれを披露して多くの人の目に届けられる場所がいくらでもあるからです。
SNS、ブログ、Youtubeなどがそうですよね。
どんなくだらないことでも、マニアックな内容でも「オ、オマエよくそこまでやったな...」と言いたい、それを見て尊敬したい、笑いたい、感動したいというニーズが尽きることは無いからです。
じゃぁ、この集中力の正体は何なのかという話なんですが、これは簡単で、「やりたいこと」や「好きなこと」を寝食を忘れてぶっ倒れるまで取り組めるかどうかなんですね。
しかも、それを「努力」と意識することなく。
それができるなら、あるいはそれができるような、情熱を注げるようなものに出会えているのであればOKです。
好きなことややりたいことが、著しく人を傷つけることや法を犯すようなことではない限り、上手に露出さえできれば食っていけるでしょう。
わかりやすく言えば「中毒」のような状態になれていれば、大概のことはお金になる、そんな時代です。
ただ、ほとんどの人はそうはいかないですよね。
わりと早い段階で、
「ずっとこれを続けていても良いのか...」
「これって誰かの役に立つのか...」
「いつになったら収入に変わるのか...」
「他に既にすごい人がいるのに私なんて...」
「もしかしてこっちの方が良いんじゃ...」
といった不安や不満、飽きがといった現実が、集中力と継続性をガンガン削ぎ取っていくからです。
こればっかりはしょうがないんですよね。
将来のことが不安になってしまうのが人間なので、どんなに好きなことややりたいことでも、集中や継続できる環境がなければどうしようもないです。
先天的に楽観主義だったり、お金や時間の余裕が無ければ難しいんですよ。
じゃぁ、そういった先天的な性格やお金、時間を持ち合わせていない人はどうやって成果までたどり着けば良いのかなんですが、それがタイトルにもある「他人と比較する環境をつくる」ことです。
自分の世界や価値観の中だけに閉じこもらないことです。
特に起業段階の人は、今からやろうとしているビジネスの先駆者をたくさん見つけることで、比較対象や勉強材料が豊富にあると思いがちです。
が、その比較対象って憧れの人だったり既に稼いでいる人、成功している人の場合がほとんどで、全く比較にならないんですね。
そこと比べても、自分が上手くいっているのか上手くいっていないのかの正しい判断ができず、
・のんびりして手遅れになる
・焦って無理して事故る
という自体になります。
そりゃそうですよね、比較対象として見ているのが豪華クルーザー、自分は手作りの丸太のイカダじゃ、同じように高波に突っ込んだらひっくり返りますし、クルーザーがゆったりしているからといって同じようにゆったりしていたら、こっちは食料が切れてTHE ENDになるわけです。
ということで、「正しい比較対象を見つけること」と「正しく比較する方法」という視点について。
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